フリーマーケット革新策3案(2008年リコー中部MAのコ思考術初日成果) |
未充足ニーズと未対応ターゲットを特定する「概念ポートフォリオ」と
現状を<送り手側のモノ提供の論理>で洞察して
理想を<受け手側のコト実現の論理>で発想する「思考フォーマット」
の展開例として、
昨今の世間の話題から有意義なコンセプトを導くシリーズ第26弾です。
◯ 「◯◯屋さん総合学習型フリマ」
◯ 「人気ショップ一日店長型フリマ」
◯ 「逸材きたれ、人材掘り出しフリマ」
今回の新型フリマ案も、受講者グループそれぞれが時代の流れに敏感に反応するものでした。
前回のリコー中部VP同様、人と人がモノの売り買いではなくて、助け合うことで繋がっていこうじゃないか、という気持ちが高まっていることを感じました。
特に今回は、フリマをビジネス上のマッチング・メディアにしようじゃないか、というアイデアが出た事は新鮮でした。
ただ営業マンの方々は、言葉を整理して自らの思考をシンプルかつ明快にする作業や、発想を単なる思いつきに終わらせずに現実化するためのアイデアを追求する作業に慣れ親しんでいないので、日頃から仕事以外の話題でもそうした知的作業を心がけるようにすると良いと思いました。
今後、パラダイム転換発想によって、従来の自分たちの思考の延長線上の戦術や、競合もこれから繰り広げて来ると思われる横並び競争を脱して、抜本的かつ独自の売上拡大策を練って行くためには、マネージャー・クラスはそうした知的姿勢を実践して部下にも広めて行くことが不可欠です。
市場を創造する、顧客を創造する。
それを「モノ発想」ではなくて、受け手側の潜在ニーズやベネフィット可能性の観点から「コト発想」していくことが求められています。
事務機業界の場合、そのためには「ドキュメント・ソリューション」ばかりでなく、それを含んで達成されるべき「コミュニケーション・ソリューション」を、顧客企業だけでなく、顧客企業の顧客企業の活動をまで射程にいれて創造していかねばなりません。
今回の研修では振り返り資料として、以下のような「コト地図」を提示し、「オーガナイザー顧客」という、顧客をネットワーク的に組織する大本になる顧客を創出し、これを恊働的に支援する営業戦略を例解として示しました。
今後の戦略立案のご参考にして戴ければ幸いです。
なお今回は、シリーズ・カリキュラムを主導されているコンサルタントの方に「コンセプト思考術」研修の素晴らしいフォローをして戴き、感謝するとともにその有意義な内容にたいへん感動しました。
私自身とても勉強になりました。この場をかりてお礼を述べさせて戴きます。
ありがとうございました。
内容については機会を改めて本ブログでご紹介し検討したいと存じます。