雇用の流動性を高める政治論政策論の枠組みから漏れている知識創造性 |
(twitterより)
(ほそく)雇用流動性が落ちている一因として、企業社会の組織関係、人間関係が縄張り保身的で排他的になってしまった質的変化の影響が多大。それは特にモノ作りメーカーで<モノ割り縦割り>をハード〜ソフト〜サービス三位一体で横断する事業部門間恊働、異業種異業界恊働の市場創造に向かわせない。
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(ほそく2)つまり、<モノ割り縦割り>ごとのレッドオーシャン市場に埋没。この点<コト割り横ぐし>が当たり前のITのソフト業界やゲーム業界、製造直売を事業モデルとするユニクロやニトリなどは、グローバル経済を追い風にして健闘している。前者が家康志向一辺倒、後者が信長志向との合わせ技。
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発想思考の創造性を求められる知識創造人材の雇用の流動性に限って論じるならば、「集団を前提として固定しておいてその集団が独創する」家康志向(これは<モノ割り縦割り>の縄張りでの保身と排他の意識が蔓延増長すると限界に至る)をそのままにすることを前提にして促進するのか、それとも
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(つづき)「個々の独創を放任しておいてそれを適宜に集団に組織する」 信長志向(これは前述の家康志向の閉塞状況を実際に打開してきた)への脱却合わせ技から捉えて図るかで、全く違ってくる。政治論政策論の枠組みではマスとしての労働者が前提され、市場創造に繋がる知識創造枠組みが論じられぬ。
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(つづき)マス労働者としては国からの産業保護、労組からの組合員保護がある業界大手メーカーの正社員や派遣労働者その両者の関係などが象徴的に議論される。それは全体の部分典型に過ぎない。たとえばスーパやコンビニやファミレスではパートやアルバイトも戦力化、労働条件悪ければ人手確保できぬ。
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(むすび)ナレッジワーカー=ホワイトカラーの企画部門の正社員と捉えがちだが、世界のトヨタ工場でカイゼン活動する工員も知識創造しているし、セブンイレブンで単品管理発注するアルバイトも知識創造している。総じて、様々な知識分野を連携し社内外の人材が開放的に恊働してる業界の創造性が高い。