「私は人と政治と宗教の話はしません」の実質 |
昔から、私は人と政治と宗教の話はしません、という人が多くいた。三無主義世代と言われノンポリだった私は分からないでもなかった。だけど、自分や家族の命や健康や財産に関わる時事についても、人と話しませんとはいかなかった。ところが、大方は、私は人と政治と宗教の話はしません、を継続している。
それは要は、みんなと同じならそれでいい、ということのようだ。
みんなと同じ、というと協調性のようだが、対話なく連帯もない協調とは単なる「奴隷根性」ではなかろうか。
よく「長い物には巻かれろ」の「事勿れ主義」と言われるが違うと思う。
別段「長い物」ではなく事勿れ=いざこざがなく、平穏無事に済むとは行かぬと分かっていても口を閉ざして受け入れるからだ。これは「奴隷根性」と表現するしかない。