Rの法則「魔法の言葉 オノマトペ」がヒントくれた |
◯オノマトペには、唱えるだけで驚きの効果を発揮するものもあるという。
例えば、「ふにゃ~」と言いながら前屈をするだけで、体が柔らかくなるという。
(番組では実際に前屈をオノマトペ無しと有りで実験)
そのメカニズムは、
①声に出す
②脳に伝わる
③体の力が抜ける
④柔らかくなる
◯「グゥー」と言うと握力が強くなる。
(これも握力計をオノマトペ無しと有りで実験)
◯「ターン!ターン!タタッ!パッ!」 と言いながらすると
ボーリングがうまくなる。
(番組では初心者が有る無しでやってスコアが倍になった)
番組サイトでは、
以下のような、オノマトペの身体への働きを紹介。
キャベツの千切りが上手くなる!
「トントントン」
タ行・Tの音はリズムを取りやすくする。
「トントントン」と言いながら切れば、手がオノマトペに連動して動き
細く揃った千切りがラク~に切れる。
「トントントン」を早く言えば、手の動きもスパッとスピードアップ!
憧れのパラパラ炒飯を作りたい!
「サッサッサッ」
サ行・Sの音はスピード感をイメージさせる。
「サッサッサッ」と言いながら、ご飯を炒めればしゃもじとフライパンが 素早く細かく動かせパラパラ感が出るのだとか。
「サササ」ではなく「サッサッサッ」ということで動きがキビキビに!
溜まったストレスを解消したい!
「キューッ、フッ」
まず、息を吸いこみお腹を膨らませ、
「キューッ」と言い、腹筋に力を込めてお腹をへこませます。
次に、目の前のホコリを吹き飛ばすように
「フッ」とお腹を一気に膨らまして力を抜く。
これを数回繰り返せば溜まったストレスがスーッと出て行きます。
「フッ」のFの音にはふんわり広がるイメージがあるので、
声に出す事で体の外へストレスがフワッと散って行きます。
遅刻せずにシャキっと起きたい!
「ンーッ、パッ」
目が覚めたら、布団の中で仰向けのまま
「ンーッ」と言いながら両手両足をゆっくり縮めて体を丸め、
「パッ」のかけ声で勢いよく両手両足を思いっきり広げる。
声と体の2つで脳に刺激を与えるので、シャキっと目覚められます。
最後の「パッ」は、大きく高い声を出すほど効果的!
苦しい便秘スッキリ解消したい!
「ンゥーッ!、ア〜ッ」
まず「ンゥーッ」で、下に追いやるイメージで腹筋に力を入れる。
出そうに感じたら「ア〜ッ」で脱力。
母音「ゥー」は内側へ力が向くので、伸ばしている間はお腹に力が入り、 母音「ァー」は外側へ力が発散するので、身も心もリラックスして。
リラックスしたい!
「スーハ―」
「スーハー」と口にだすと、脳と体の動きが連動して、 副交感神経が刺激されてリラックス効果が生まれる。
気分をスッキリさせたい!
ゴミを捨てながら『ポポイのポ〜イ』と言うと、気分スッキリ!
藤野良孝 著・書名脳と体の動きが一変する秘密の「かけ声」・(青春出版社)より
◯オノマトペは目に見えない気持ちなどを直感的に表現するため
本音がわかる
(番組では、「勉強」についてのイメージをオノマトペで言うと、
というアンケートを渋谷駅頭のティーンエイジャーと東大赤門前で。
前者は、
「カリカリ」「ガリガリ」「カキカキ」などの他、
「ごろごろ」「ノロノロ」「ダラダラ」「ピリピリ」「どよ~ん」など
後者は、
「メラメラ」「コツコツ」「ふわ~」、そして「ワクワク」など、 ポジティブなイメージの回答が多かった。
◯オノマトペを使いこなすと、人間関係もうまくいく
オノマトペは声の抑揚や身振り手振りをともなうことで気持ちが伝わりやすい。
番組では、
「早くやってよ!」を「パッパ~とやってよ!」と言う事で、
明るい印象になり、相手が不快な思いをしないと。
ちょうど、神経事象学の、
<刺激>→<身体的反応>→<情動>→<感情>→<思考>
という認知プロセスのことを再検討していて、
日本語ならではの擬態語と身体語の特徴である
情緒性を含意した身体的感覚を表現することが
日本人の発想思考や集団独創にうまく活用されている
ということを個人、集団、組織レベルでこれから検討していくところだった。
番組で得たヒントは、
◯個人レベルでは
現場での身体活動に密着する言葉遣いで発想思考すること
◯集団レベルでは
人と人との恊働において身体知と暗黙知を共有する言葉遣いで独創すること
◯組織レベルでは
組織人格のようなものが身体知と暗黙知をともなった共感の言葉遣いで形成されること
などが日本型に繋がっていると展開できるのではないか。
その方向で検討しよう。
思いがけなく、明日分の過去記事の再考のとっかかりができた。
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今日分