IP携帯電話で英会話学習事業を革新する「世界の人々との英対話交流事業」by NOVA |
今回11/12の以下の日経ネットのニュース記事をみて、「異文化コミュニケーション」と「テレコミュニケーション」を追求するNOVAの事業革新策として練り直してみました。
YOZANと提携する無線LAN事業を押し進めるライブドアを入れた3社のコラボレーションが期待されるところです。
(*いったい私の関心事は何のか?と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。
私の関心事は、世の中や人々の生活にとってよいアイデアが浮かんだ場合、つまり神様か何かから授かった場合に、それが理想型で早期に実現されるということです。無論、こうした公表はクライアントからのご依頼案件ではない場合に限ることで、当然守秘義務に抵触するものではありません。むしろ神様からは広報義務を課せられているように感じます。自分が関わらなくても誰かが実現してくれて世の中が良くなったり、多くの人が喜ぶのであれば、それでいいではないか。そして、なぜか人は、自分の利己的感情に呪縛されない時に自由闊達な発想が浮かぶものです。
また、こうした提唱提案活動には、「自分たちの発想こそベストでありまた十全である」という閉鎖的かつ保守的な感情に基づいた組織認識をもついわゆる専門家の人たちに対してその誤りを明らかにするという目的もあります。
じつは私が、社員全員がモノ割り縦割りのセクショナリズムを越えて全社的観点で自由な発想と闊達な意思疎通をすることを重要視する最大の理由は、それにより多くの人々が利己的感情に呪縛されない豊かな心や魂で物事を捉えたりお客様や社会との関係を築いて幸せになれるからです。会社全体のパフォーマンスが良くなることはその副次的なものに過ぎません。ステークホルダー全体にとっての最善アイデアを内外に求め、その発信元がどこであれ受け容れるオープンマインド、これなくしてパーフォーマンスを最大化しつつ維持することはできません。
もし旭山動物園が動物の種類ごとのセクショナリズムだったら、
もしハーレーダビットソンが本当にハーレーを愛する内外の魂を再結集することから出直さなかったら、再起は成功していたでしょうか?
私が企業ヴィジョンをつくる仕事の際に最も重要視してきたのは、今から将来に向かう同じ会社という場に居合わせる者が、自分をよりも、それ以上に自分たちの生み出すモノやコトを心から愛して、それを共に生み出す過程に魂を通わせられるように、意味づけし直すということでした。無論それは、身内で決め直すお約束という一方的なものではなくて、社会も顧客もそれを期待し希求していて人として是非それに応えていきたいと誰もが自然体で思えるような意味づけでなければなりません。こうしたことの重要性は、会社が人間の組織である以上あまりにも明白なのですが、目前の業務目標や経営課題の陰に忘れ去られているように思います。
以下のNOVAの事業革新策は、ビジネスモデルのアイデアよりもその着眼のあり方について、私たちは目前の課題からすべてを見つづけるだけで果たして良いのか、それとも時代の変化とともに企業ヴィジョンを意味づけし直し、そこから新たな課題を見つけることも必要なのか、を問うて戴きたいと思います。)
NOVAの9月中間、29億円の経常赤字・入学者が予想下回る
語学教室大手のNOVAは11日、2005年9月中間期の連結経常損益が29億円の赤字(前年同期は5億円の赤字)になったと発表した。従来予想は13億円の赤字だったが、入学者数が予想を大幅に下回った。
「急速な拠点数の増加でサービスや営業力などが低下したため」と説明しています。この説明は入学者の多くがすでにNOVAに入学している知人からの口コミによって動機づけられていることを前提にするものですが、果たして英会話教室への入学動機の現状をそのように捉えてよいものか?
さらに、現状にはない新しい動機をつねに創出してく観点も必要なのではないでしょうか?
また「『NOVAうさぎ』に代わるテレビCMシリーズの開発が遅れ、8月中旬までの4カ月は実質的にCMを流せなかったことも響いた」と説明しています。
これも含めて既存市場への適応策のみ、そこでの競合対策という目先のことにばかり、目が向いているということです。
まさに「パラダイム転換発想」を欠いた、自分たちが理解できて慣れ親しんだやり方で対応できることばかりに問題点を発見して、既存パラダイムの構造自体の問題性にまったく関心を示さない習い症の一例です。
私の提案が最終ゴールとする「英対話交流事業」の理想型はIP携帯電話を活用するもので、それは現下から直接立ち上げることは困難です。
まずは英会話学習事業の入学者の拡大と維持深耕化の手段として導入し、生徒と先生といういわば身内での「半オフィシャル×半プライベート」な英対話交流サービスを展開。
サイトからの対話支援のノウハウを工夫するなど特許と資源を蓄積した上で、最終ゴールとする「世界の一般会員の英対話交流」を立ち上げるべく、すでに各種ボードゲームで類似モデルを展開しているヤフーや、再統合するNTTグループに対抗するAUの動き等を視野に入れつつ、適切なる提携を模索するという考え方です。
まさに「異文化コミュニケーション」と「テレコミュニケーション」を追求する同社にふさわしい戦略ヴィジョンと考えますがいかがでしょうか。
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