「選択と集中」報道のずさん |
「選択と集中」報道のずさん①
不採算部門から撤退し強み部門に特化したことで経営が再生したというテレビをよく見るが報道がずさん。まずa.非撤退の東芝テレビ部門のように研究と開発と設計を温存し生産だけ海外委託というやり方があり、強みは部門でなく知識労働過程でも捉えられるが、あくまでモノ割り縦割りで説明。
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「選択と集中」報道のずさん②
b.研究、開発、設計、生産、販売と一貫してモノ割り縦割りで不採算部門を撤退したメーカーの場合、それを可能にしたのは大リストラ。これは馬鹿で非情な人でもできる経営。テレビのキャスターはこれを奥面もなく賛美する同人種。
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「選択と集中」報道のずさん③
c.たとえばパナソニックの洗濯機事業とエアコン事業が恊働してヒートポンプ式ななめドラム選択乾燥機ができたり、エアコン事業と掃除機事業が恊働してフィルターお掃除ロボットエアコンができた。つまり研究・開発・設計ではコト割り横串しが新価値創造。
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「選択と集中」報道のずさん④
d.これと生産外部委託の体制で、難関を突破して入った優秀な社員が多様に活動でき、たまたま入った事業部の命運とともにリストラされる憂目に合わなくて済む。テレビはこうした展望に目を向けないで人材使い捨てを続行するメーカーのやり方を結果的に擁護しつづけてきていることになる。