母の喉の調子が悪い(1) |
一昨日くらいに母の声がかすれることに気づいてたずねると、口の中がひりひりするために寝る前に塗っている薬が喉に垂れたらしいという。 昨日も様子が変わらなかったので、今日、デイセンターの後、医者(地元伊豆高原のはーとふる)に連れて行くことにした。
はーとふるには、母が常用している薬がなくなって掛り付け医が今日なので行く、その際に見てもらおうということなのだが、今朝になって、喉がヒリヒリするという。時々、かすれを取るように咳を繰り返していたのだが、それで炎症してきたのかも知れない。
デイセンターにも高齢者相手の経験豊富な看護婦さんがいて、先日も指のひび割れ用の絆創膏をはってくれたりそれを取り寄せてくれて、なかなか治らなかったのが一発で治ったそうだ。 私は彼女にまず相談するように言った。年寄りの誤嚥(ごえん)絡みのことをよく知っていて、地元のいい耳鼻咽喉科を教えてくれるかも知れない。
原因は、はーとふるの内科でもらった口内の塗り薬だとしても、今の喉の症状の治療は当然、耳鼻咽喉科だ。
伊東警察の近所に父が通っていた耳鼻科があって、先代は名医と言われた。しかし二代目はひどい。私が耳かきのやりすぎで耳から血が出て行ったら「出血が酷くて診療できない、明日出直してきてくれ」といって耳を診断せずに、事前アンケートのアレルギーとの記述から鼻の吸引をやらせてアレルギーの薬を処方した。 私は「なんで診断をしてもらえないのに薬を買って帰らなければならないんだ」「なんで耳できて鼻の薬を処方されるのだ」と文句を言って帰ってきた。 でそこを嫌って伊東の市立病院の耳鼻科に(これが満員で半日掛かりになるのだが)行ったら、耳を診た医者に「なんで来たんですか、なんでもありませんよ」と言われた。経緯を話すと医者は、またか、という顔だった。
この最初に私が行った耳鼻科には母を連れて行きたくない。
しかし伊東には、市民病院以外、専門および常設の耳鼻咽喉科はそこしかないらしい。
地元のガソリンスタンドの経営者に聞くと、「ここいらの人は伊東の耳鼻科には行かず、みんな宇佐見に行ってますよ」と言う。 ネットで調べても宇佐見の耳鼻科は評判がいい。 おそらく、デイセンターの看護婦さんも、はーとふるの掛り付け医も宇佐見を推薦するのだろう。
炎症がひどくなって気管支方面に展開すると良くないので、様子が変わらないようなら宇佐見に連れて行こう。(宇佐見は伊豆高原からすると伊東の先、熱海より。)
去年も、父が2月末に亡くなった後、母が眼の手術をするために熱海の病院と伊豆高原を行き来した。それに比べれば近所ではある。
(私が長年住んだ代々木駅近所の自宅は、目と鼻の先に東海大学の付属病院も歯医者も皮膚科医もあり、JRで2駅行けば信濃町の慶應病院もあった。
あ、ここが調子悪いと思い立ってすぐ行けた。こちらではそうはいかない。 市民病院の待ち時間など殺人的で慶應以上だ。
こちらの方が全国の日本のメジャーな実情なのだと、都心に生まれ暮らして来た私は今になって実感しています。)